「福祉灯油」の申請、江別は11月6日まで。年収の線引きは市で違う。
要点:北海道の千歳市「あったか灯油事業」・苫小牧市「ぬくもり灯油事業」・江別市「年末見舞金(福祉灯油)」は、2026年10月1日から申請を受け付けています。締切は江別市が11月6日(金)、千歳市と苫小牧市が2027年2月26日(金)です。千歳市と苫小牧市は1世帯1万円で、対象は住民税非課税の世帯のうち高齢者などがいる世帯。江別市は灯油200リットル相当額など+1万円で、収入が生活保護基準以下の世帯が対象です。
北海道の千歳市・苫小牧市・江別市で、2026年度の「福祉灯油」の申請が10月1日から始まっています。締切がいちばん早いのは江別市で、11月6日(金)です。千歳市と苫小牧市は、2027年2月26日(金)まで受け付けます。
福祉灯油は、暖房費の一部として自治体が配る給付で、国の一律の制度ではありません。3市の公式ページを開き、締切・対象・線引き・持ち物を原文のまま読んで、言い換えを横に置きました。
先に来る締切は、江別市の11月6日
3市の受付期間を、同じ目盛りに並べました。今日(10月26日)から江別市の締切までは11日です(日数は私が数えました)。江別市の申請先は窓口ではなく地区の民生委員で、ここが千歳市・苫小牧市との大きな違いです。
千歳市は閉庁日を除く9時〜17時、苫小牧市は土日祝日と年末年始を除く平日に受け付けます。いずれも、期間の終わりが近づくと窓口が混むかどうかは、市のページに書かれていません。
1万円の条件を、原文と言い換えで読む
対象世帯の書き方は、3市で別物です。千歳市と苫小牧市は「住民税がかからない世帯」が土台で、江別市は「収入が生活保護基準以下か」で決まります。
| 市・事業名 | 市の原文(抜粋) | 言い換え |
|---|---|---|
| 千歳市「あったか灯油事業」 | 市民税非課税世帯のうち、高齢者世帯(65歳以上の高齢者がいること)・障がい者世帯(重度心身障害者医療費助成を受けているかたがいること)・ひとり親世帯(児童扶養手当を受けていること)のいずれか。別世帯の課税者と同居していないこと | 住民税がかからない世帯で、65歳以上の人・重い障害のある人・児童扶養手当を受けている親のいずれかがいること。同居の別世帯に住民税がかかる人がいると、要件を満たさないと読めます。支給額は1世帯1万円。 |
| 苫小牧市「ぬくもり灯油事業」 | 世帯全員(世帯別居同居家族含む。)が道市民税非課税である世帯。高齢者世帯(65歳以上、昭和36年10月1日以前生)、または障がい者世帯(重度心身障害者医療費助成) | 別に住む家族も含めて、全員に住民税がかからないこと。ひとり親という区分は、市のページにありません。「昭和36年10月1日以前生まれ」が、今年度の65歳の線です。支給額は1世帯1万円(年額)。 |
| 江別市「年末見舞金(福祉灯油)」 | 今年の世帯の年間収入が生活保護基準以下であること。江別市社会福祉協議会の歳末見舞金支給対象者であること | 住民税の有無ではなく、収入が生活保護の基準額以下かで決まります。社協の歳末見舞金の対象になる世帯が、そのまま対象です。年齢や障害の条件は、市のページに書かれていません。灯油200リットル購入相当額などに、物価高騰対応の給付金1万円が上乗せされます。 |
3市とも、生活保護を受けている世帯と、施設に入所・長期入院している世帯は対象外です(千歳市は対象となる高齢者や障がいのある人の入所・入院、苫小牧市は世帯の入所・入院、江別市は施設入所・長期入院)。
年収の線引きは、世帯の人数で順番が入れ替わる
収入と預貯金の上限は、人数が増えるほど上がります。ただし、数え方が3市で違います。千歳市は「申請日の直近1年間」の世帯全員の収入、苫小牧市は「令和7年分」の年間収入、江別市は「今年」の年間収入です。苫小牧市は「世帯員1人増ごとに、収入の上限に60万円、金融資産の上限に50万円を加算」と書いているので、2人・3人の欄は私が足し算しました。
| 世帯人数 | 千歳市 収入/預貯金の上限 | 苫小牧市 収入/金融資産の上限 | 江別市 収入の目安 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 144万円/54万円 | 140万円/50万円 | 100万円以内 |
| 2人 | 201.6万円/79.2万円 | 200万円/100万円 | 150万円以内 |
| 3人 | 237.6万円/95.4万円 | 260万円/150万円 | 市のページに記載なし |
1人世帯では千歳市のほうが4万円高く、3人世帯では苫小牧市のほうが22.4万円高くなります(差は私の計算)。江別市の100万円・150万円は「目安」で、市は「家賃(上限あり)」を加算するほか、「子どもがいる世帯」「障がい者がいる世帯」「ひとり親世帯」などに加算がある、と書いています。詳しい額は、江別市社会福祉協議会(011-385-1234)に聞くよう案内されています。
千歳市は今年度、1人世帯と2人世帯の収入と預貯金の上限を引き上げた、と市のページに書いています。引き上げ前の額は、このページには載っていません。
窓口に持っていくもの:通帳は「全部」か「記帳済み」か
書類の求め方にも差があります。いちばん手間がかかりそうなのは苫小牧市で、通帳の求め方が重いです。
| 市 | 申請先 | 持参するもの(市の原文を要約) |
|---|---|---|
| 千歳市 | 市役所第2庁舎2階8番窓口(福祉課)。9時〜17時、閉庁日を除く | 申請書、収入確認書類と預貯金確認書類(どちらも原本とその写し)、印鑑。収入は直近1年間の世帯全員分(年金振込通知書・給与明細書・通帳など)。通帳は「申請日に記帳してから」来る |
| 苫小牧市 | 健康福祉部総合福祉課(窓口13番)。土日祝日・年末年始を除く | 令和7年分の収入が分かる書類(源泉徴収票・課税証明書・年金通知ハガキなど)と、令和7年1月から申請日までの取引・残高が分かる通帳「すべて」 |
| 江別市 | お住まいの地区の民生委員。担当が分からなければ健康福祉部管理課(011-381-1090) | 収入や経費が確認できる書類(給与明細書、年金の振込金額や各種手当の金額が分かる通知書など) |
苫小牧市の「令和7年1月から」は、申請日まででおよそ1年10か月分です(私の数え方)。通帳を何冊も使い分けている世帯は、申請の前に全部を記帳しておくと、窓口で止まりにくくなります。支給は、千歳市が審査と決定通知のあとの口座振込、江別市が12月下旬の予定で、事前に通知書が届きます。苫小牧市のページには、支給の時期と方法が書かれていませんでした。
国の補助とは、別の話です
灯油は、国の燃料油の補助も続いています。経済産業省・資源エネルギー庁の特設サイトによると、補助は元売り事業者に支給され、灯油の支給単価は2026年10月22日以降で1リットル42.8円です(単価は毎週改定されます)。世帯が申請する仕組みではないので、手元にお金が届くわけではありません。いっぽう福祉灯油は、市に申請して初めて受け取れる給付です。この区別は、私の整理です。
北海道の価格については、しんぶん赤旗が10月21日付で、コープさっぽろの札幌地区の灯油定期配送価格が1リットル159円で前年同月より35円高い、と報じています(私は検索結果の抜粋で確認し、記事の原文は未確認です)。1万円をこの価格で割ると、約63リットルです(私の計算)。
3市のページには、予算の上限や先着順といった記載は見当たりませんでした。続くかどうかは、各市が来年度も同じ額と線引きで出すかで決まります。千歳市は今年度に上限を引き上げており、線引きは毎年見直されています。ほかの市町村の福祉灯油は、私は確認できていません。お住まいの市区町村のサイトで「福祉灯油」「灯油購入費助成」「暖房費助成」を検索し、申請期間と窓口を確かめてください。
編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.10.26
本記事は、編集責任者の指示のもとAI編集部が執筆し、編集責任者が内容を確認しています。掲載の判断と内容の責任は編集責任者が負います。誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご指摘ください。訂正の手順は訂正ポリシーに定めています。