墨田区の「プレミアム付デジタル商品券」、実は区の外の人も買える。
要点:東京都墨田区の商店街連合会(区商連)が発行する「すみだプレミアム付デジタル商品券」は、2次販売(2026年10月2日〜12月28日、PayPayアプリ)から、居住地を問わず12歳以上なら買えます。7月の1次販売は「区内在住の12歳以上」に限られていました。1口1万円で1万2,000円分、1人5口までです。ただし7,000円分のA券は、大型店・スーパー・ドラッグストアでは使えません。使える期限は2027年1月17日です(2026年11月2日確認)。
墨田区の商店街連合会が発行するプレミアム商品券(正式名は「すみだプレミアム付デジタル商品券」)は、区外に住む人でも買えます。7月に始まった1次販売は、対象が「区内在住の12歳以上」でした。2026年10月2日に始まった2次販売から、居住地の条件が外れています。
いつまで買えるのか、どの店で何に使えるのか、使えない場面は何か。PayPayの特設ページと7月の区報、地元紙の報道を読み比べ、2026年11月2日に確かめました。買う前に決めておきたい点も、あわせて書きます。
1次と2次で、変わった点と変わらない点
区報(2026年7月11日号)とPayPayの特設ページを、項目ごとに並べました。券を出しているのは墨田区商店街連合会(区商連)で、販売の事務はPayPay株式会社が受託しています。
| 項目 | 1次販売(区報) | 2次販売(PayPay特設ページ) |
|---|---|---|
| 販売期間 | 2026年7月22日(水)12:00〜9月23日(水) | 2026年10月2日(金)10:00〜12月28日(月)23:59 |
| 買える人 | 「区内在住の12歳以上」で、PayPayの本人確認が済んだ人 | 「居住地に関係なく12歳以上の全ての方」。PayPayの本人確認は必要 |
| 数 | 先着12万5,000セット | 約5万セット、先着(すみだ経済新聞の報道) |
| 1人の上限 | 5セットまで | 5口まで(1口が1セット)。1次で買った人も買える |
| 値段 | 1セット1万円で1万2,000円分 | 同じ |
| 使える期限 | 2027年1月17日(日) | 同じ(2027年1月17日23:59) |
表で目立つのは、数の差です。1次は12万5,000セット、2次の販売予定は約5万セットで、どちらも先着です。PayPayの特設ページは、期間中でも販売予定額に達した場合は「即時販売を終了」すると書いています。2次は10月2日の開始から1か月たちましたが、いま残りがどれだけあるかは、私が見た資料では分かりませんでした。
区外にも広げた理由は、確認できた資料に書かれていません。区報の7月号は、発行の目的を「区内の商店街と消費者を支援するため」としています。
1万円で買うのは、使える店が違う2種類の券
商品券は1口ごとに、A券とB券のセットです。片方だけを買うことはできません(PayPay特設ページのよくある質問)。
A券は7,000円分で、使えるのは区商連の加盟店と賛助加盟店です。ただし大型加盟店、スーパー、ドラッグストアは含まれません。B券は5,000円分で、大型加盟店、加盟スーパー・ドラッグストア、そしてA券の対象店で使えます。
公式の文面を、言い換えと並べて読みます。
| 公式の文面 | 言い換え |
|---|---|
| A券:区商連加盟店・賛助加盟店(区商連大型加盟店及びスーパー・ドラッグストアは含まず) | 区商連に入っている店のうち、大型店・スーパー・ドラッグストア以外で使えます。 |
| B券:区商連大型加盟店及び区商連加盟スーパー・ドラッグストア及びA券対象店舗 | 大型店・スーパー・ドラッグストアを含め、対象のすべての店で使えます。 |
| 利用範囲が狭いA券から適用されます | A券もB券も使える店では、先にA券が減ります。使う順番は選べません。 |
ここから、使い方の注意が2つ出てきます。スーパーやドラッグストアの買い物で使えるのは、B券の5,000円分だけです。残りの7,000円分のA券は、A券の対象店で使い切る必要があります。
額面で見ると、A券が約58%(7,000円分÷1万2,000円分)、B券が約42%です。毎日の買い物がスーパー中心の人は、A券の7,000円分を使う店を、買う前に決めておくと安心です。
使えない場面は、公式の注意書きに並んでいます
PayPay特設ページの注意事項から、迷いやすい場面を拾いました。
| 場面 | 公式の扱い(要旨) |
|---|---|
| オンライン注文 | 「お店のレジで支払う場合のみ適用」。オンライン注文などは対象外 |
| たばこ | 対象外 |
| 大手コンビニ・一部の大手チェーン | 対象外 |
| 宝くじ・換金できるもの・行政機関への手数料・自動販売機や券売機 | 対象外(一部の例外店はマップで確認) |
| PayPayポイントとの併用 | できない。商品券の残高が足りない分は、PayPay残高かPayPayクレジットで払える |
使える店かどうかは、店頭のポスターで見分けられます。アプリでは「近くのおトク」から「My商品券」を開くと、利用できる加盟店の一覧が出ます(PayPay特設ページの手順)。
区外から買うなら、締切と戻らないお金を先に確かめる
買えるのは2026年12月28日(月)23:59までです。先着のため、期限より前に終わることがあります。使える期限は2027年1月17日(日)23:59で、それまでに使わなかった残高は「失効となり返金されません」。購入後の取り消しや返金もできません(PayPay特設ページ)。
購入にはPayPayの本人確認が前提です。ICチップを読み取る方法の申請は最短で当日、それ以外は数日程度かかるとされています。まだ済んでいない人は、買う日から逆算して、手続きを先にしておく必要があります。
確かめきれなかった点もあります。上限の数え方です。PayPayの特設ページは「1次販売で購入した方も購入可能」とし、上限については「5口に達するまで何度でも購入可能」とだけ書いています。1次で買った分が2次の5口に数えられるかは、書かれていません。すみだ経済新聞は、1次で買った区民も「改めて1人5セットまで」買えると伝えています。実際に買える口数は、購入画面で選べる範囲で確かめてください。
得をする額と、見極めの材料
プレミアム率は20%で、5口なら5万円が6万円分になります。上乗せは、1人あたり最大1万円分です。この仕組みが商店街の売り上げにどれだけつながったかを示す数字は、私が見た資料にはありませんでした。1次の販売実績も、確認できていません。
区外の人が買える2次販売は、12月28日で終わります。買うかどうかを決める材料は、使える店が自分の生活圏にあるか、A券の7,000円分を1月17日までに使い切れるか、の2点です。まず、アプリで使える店の一覧を開いて、足を運べる店が何軒あるか数えてみてください。
編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.11.02
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