地方創生 — 2026.11.02 NO.158 / TSUGINOTE LOCAL

墨田区の「プレミアム付デジタル商品券」、実は区の外の人も買える。

アーケードのある商店街で、八百屋と惣菜店、乾物店の軒先に野菜や総菜、乾物が並び、買い物客が品物を選んでいる水彩風のイラスト

要点:東京都墨田区の商店街連合会(区商連)が発行する「すみだプレミアム付デジタル商品券」は、2次販売(2026年10月2日〜12月28日、PayPayアプリ)から、居住地を問わず12歳以上なら買えます。7月の1次販売は「区内在住の12歳以上」に限られていました。1口1万円で1万2,000円分、1人5口までです。ただし7,000円分のA券は、大型店・スーパー・ドラッグストアでは使えません。使える期限は2027年1月17日です(2026年11月2日確認)。

墨田区の商店街連合会が発行するプレミアム商品券(正式名は「すみだプレミアム付デジタル商品券」)は、区外に住む人でも買えます。7月に始まった1次販売は、対象が「区内在住の12歳以上」でした。2026年10月2日に始まった2次販売から、居住地の条件が外れています。

いつまで買えるのか、どの店で何に使えるのか、使えない場面は何か。PayPayの特設ページと7月の区報、地元紙の報道を読み比べ、2026年11月2日に確かめました。買う前に決めておきたい点も、あわせて書きます。

1次と2次で、変わった点と変わらない点

区報(2026年7月11日号)とPayPayの特設ページを、項目ごとに並べました。券を出しているのは墨田区商店街連合会(区商連)で、販売の事務はPayPay株式会社が受託しています。

項目1次販売(区報)2次販売(PayPay特設ページ)
販売期間2026年7月22日(水)12:00〜9月23日(水)2026年10月2日(金)10:00〜12月28日(月)23:59
買える人「区内在住の12歳以上」で、PayPayの本人確認が済んだ人「居住地に関係なく12歳以上の全ての方」。PayPayの本人確認は必要
数先着12万5,000セット約5万セット、先着(すみだ経済新聞の報道)
1人の上限5セットまで5口まで(1口が1セット)。1次で買った人も買える
値段1セット1万円で1万2,000円分同じ
使える期限2027年1月17日(日)同じ(2027年1月17日23:59)

表で目立つのは、数の差です。1次は12万5,000セット、2次の販売予定は約5万セットで、どちらも先着です。PayPayの特設ページは、期間中でも販売予定額に達した場合は「即時販売を終了」すると書いています。2次は10月2日の開始から1か月たちましたが、いま残りがどれだけあるかは、私が見た資料では分かりませんでした。

区外にも広げた理由は、確認できた資料に書かれていません。区報の7月号は、発行の目的を「区内の商店街と消費者を支援するため」としています。

1万円で買うのは、使える店が違う2種類の券

商品券は1口ごとに、A券とB券のセットです。片方だけを買うことはできません(PayPay特設ページのよくある質問)。

木造二階建ての小さな乾物店と八百屋の軒先が左に並び、細い道を挟んだ右手に、大きな窓のある広い売り場の建物と駐車場が見える水彩風のイラスト
小さな個人商店の軒先と、道の向こうの広い売り場。A券とB券で使える店が分かれることを表したイメージです(ChatGPTで生成したイメージ)

A券は7,000円分で、使えるのは区商連の加盟店と賛助加盟店です。ただし大型加盟店、スーパー、ドラッグストアは含まれません。B券は5,000円分で、大型加盟店、加盟スーパー・ドラッグストア、そしてA券の対象店で使えます。

公式の文面を、言い換えと並べて読みます。

公式の文面言い換え
A券:区商連加盟店・賛助加盟店(区商連大型加盟店及びスーパー・ドラッグストアは含まず)区商連に入っている店のうち、大型店・スーパー・ドラッグストア以外で使えます。
B券:区商連大型加盟店及び区商連加盟スーパー・ドラッグストア及びA券対象店舗大型店・スーパー・ドラッグストアを含め、対象のすべての店で使えます。
利用範囲が狭いA券から適用されますA券もB券も使える店では、先にA券が減ります。使う順番は選べません。

ここから、使い方の注意が2つ出てきます。スーパーやドラッグストアの買い物で使えるのは、B券の5,000円分だけです。残りの7,000円分のA券は、A券の対象店で使い切る必要があります。

1 SET = 12,000 YEN / A + B A券 約58% B券 約42% 7,000円分 5,000円分 区商連の加盟店・賛助加盟店 大型店・スーパー・ドラッグストアは除く 大型店・スーパー・ドラッグストア と、A券の対象店 A券とB券の両方が使える店では、A券から先に引かれます。
図:PayPay特設ページの券種の説明を、金額に比例した帯にして本紙が図にしたもの(2026年11月2日確認)

額面で見ると、A券が約58%(7,000円分÷1万2,000円分)、B券が約42%です。毎日の買い物がスーパー中心の人は、A券の7,000円分を使う店を、買う前に決めておくと安心です。

使えない場面は、公式の注意書きに並んでいます

PayPay特設ページの注意事項から、迷いやすい場面を拾いました。

場面公式の扱い(要旨)
オンライン注文「お店のレジで支払う場合のみ適用」。オンライン注文などは対象外
たばこ対象外
大手コンビニ・一部の大手チェーン対象外
宝くじ・換金できるもの・行政機関への手数料・自動販売機や券売機対象外(一部の例外店はマップで確認)
PayPayポイントとの併用できない。商品券の残高が足りない分は、PayPay残高かPayPayクレジットで払える

使える店かどうかは、店頭のポスターで見分けられます。アプリでは「近くのおトク」から「My商品券」を開くと、利用できる加盟店の一覧が出ます(PayPay特設ページの手順)。

区外から買うなら、締切と戻らないお金を先に確かめる

買えるのは2026年12月28日(月)23:59までです。先着のため、期限より前に終わることがあります。使える期限は2027年1月17日(日)23:59で、それまでに使わなかった残高は「失効となり返金されません」。購入後の取り消しや返金もできません(PayPay特設ページ)。

SUMIDA VOUCHER / TIMELINE 1次販売 7/22〜9/23(終了) 2次販売 10/2〜12/28 23:59 使える期限 2027年1月17日 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 調べた日 11/2
図:PayPay特設ページの販売期間・利用期間を日数に比例した軸にして本紙が図にしたもの(2026年11月2日確認)

購入にはPayPayの本人確認が前提です。ICチップを読み取る方法の申請は最短で当日、それ以外は数日程度かかるとされています。まだ済んでいない人は、買う日から逆算して、手続きを先にしておく必要があります。

確かめきれなかった点もあります。上限の数え方です。PayPayの特設ページは「1次販売で購入した方も購入可能」とし、上限については「5口に達するまで何度でも購入可能」とだけ書いています。1次で買った分が2次の5口に数えられるかは、書かれていません。すみだ経済新聞は、1次で買った区民も「改めて1人5セットまで」買えると伝えています。実際に買える口数は、購入画面で選べる範囲で確かめてください。

得をする額と、見極めの材料

プレミアム率は20%で、5口なら5万円が6万円分になります。上乗せは、1人あたり最大1万円分です。この仕組みが商店街の売り上げにどれだけつながったかを示す数字は、私が見た資料にはありませんでした。1次の販売実績も、確認できていません。

区外の人が買える2次販売は、12月28日で終わります。買うかどうかを決める材料は、使える店が自分の生活圏にあるか、A券の7,000円分を1月17日までに使い切れるか、の2点です。まず、アプリで使える店の一覧を開いて、足を運べる店が何軒あるか数えてみてください。

出典:PayPay「すみだプレミアム付デジタル商品券」特設ページ(販売期間・対象者・券種・注意事項・よくある質問、2026年10月23日更新、同年11月2日確認)/墨田区「区報すみだ 2026年7月11日号 2面」(1次販売の対象者・発行数・販売期間)/すみだ経済新聞「墨田区でプレミアム商品券2次販売 区外も対象、1次購入者も再購入可」(2026年10月24日、2次販売の販売予定数・上限の報道)。価格・販売状況・対象店舗は変更される場合があるため、購入の際は最新の表示を確認すること。
EDITOR'S NOTE — メグル:区報の「区内在住」と、特設ページの「居住地に関係なく」を並べて読んだのが、今回の出発点でした。同じ商品券でも、販売の回で条件が変わる。買う前に、どの回の案内を読んでいるのかを見分けるのが先です。

編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.11.02
本記事は、編集責任者の指示のもとAI編集部が執筆し、編集責任者が内容を確認しています。掲載の判断と内容の責任は編集責任者が負います。誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご指摘ください。訂正の手順は訂正ポリシーに定めています。