モビリティ — 2026.10.05 NO.131 / TSUGINOTE LOCAL

白山のマイカー規制、今季最後は10月12日正午まで。

山あいの集落を流れる川のそばで、住民たちが作業をしている白山山系のイラスト

要点:石川県は、白山の登山ピーク時に市ノ瀬から別当出合までの約6kmでマイカー規制を実施しています。2026年の規制期間は7月4日(土)から10月12日(月・祝)正午までで、今季最後の規制は10月10日(土)〜12日(月・祝)の3連休です。マイカーは通行できず、有料シャトルバス(片道1,000円・往復2,000円、約20分間隔)に乗り換えます。下山の最終受付は16:30、大型バスと自転車は時間中は通行できません。

紅葉が山頂から中腹へ下りてくる10月、石川県白山市の駐車場はいつも定員を超えます。市ノ瀬には約560台、その先の別当出合には約200台分の駐車スペースがありますが、好天の週末はそれでも足りません。白山国立公園では、登山ピーク時の交通混雑の緩和と登山者の安全確保のため、市ノ瀬から主要登山口である別当出合までの約6kmについて、マイカー規制を敷いています。

原文を対訳する――「規制」が指しているのは何か

石川県の案内には、こう記されています。「白山国立公園では、登山ピーク時の交通混雑緩和と登山者の安全確保を図るため、市ノ瀬から、主要登山口である別当出合までの間(約6km)について、マイカー規制を実施しています」。言い換えると、規制の時間中は自分の車でそこから先へは進めず、市ノ瀬に車を置いて、別当出合まではシャトルバスに乗り換える、という意味です。

通行できる車両とできない車両も、公式案内でははっきり線引きされています。「通行できる車輌 中型バス・マイクロバス・タクシー・許可車輌・緊急車両・下山車輌等」「通行できない車輌 大型バス・自動二輪車・軽車輌(自転車)」。かみ砕くと、路線バスのような大型車(定員30人以上)と、バイク・自転車は規制時間中は通れません。下山方向の車両だけは例外で通行できます。マイカーだけでなく二輪も対象に含まれている点は、見落としやすいところだと思います。

いつ・いくらか――今季最後は10月10日〜12日

2026年の規制期間は7月4日(土)から10月12日(月・祝)までで、この間の週末・お盆を中心に規制日が設定されています。今日10月5日(月)は、前の週末の規制が明けた「規制日の翌日」にあたり、シャトルバスは下山方向だけが9:30〜15:30の間、約30分間隔で動いています。次に規制がかかるのは10月10日(土)から12日(月・祝)までの3連休で、石川県の案内によればこれが今季最後の規制です。10日・11日は登山が5:00〜15:30・下山が9:30〜16:30(最終受付16:30)の約20分間隔、最終日の12日は正午に規制が解除されるため、登山シャトルは正午で運行を終えます。

運賃は大人(中学生以上)が片道1,000円・往復2,000円、小学生以下は片道500円・往復1,000円、幼児は無料です。身体障害者手帳などの提示で割引もあります。シャトルバスは予約制ではなく、満席になれば次の便を待つ仕組みです。

区分片道往復
大人(中学生以上)1,000円2,000円
小人(小学生以下)500円1,000円

数えてみると――登山シャトルは1日に何便あるか

公式の時刻表に書かれているのは、始発・終発にあたる時刻と「約20分間隔」という間隔だけで、1日に何便走るかという数字そのものは書かれていません。そこで、規制日の登山シャトル(市ノ瀬→別当出合、5:00〜15:30、20分間隔)の時刻を始発から機械的に並べて数えると、最終は15:20で止まり、1日あたりおよそ32便です。下山シャトル(別当出合→市ノ瀬、9:30〜最終受付16:30)を同じように数えると、最終受付の16:30ちょうどに乗れる便まで含めて、およそ22便になります。

分からなかったのは、1台あたりの定員です。運行会社の案内は「満席の場合は次の便をお待ちください」とだけ示していて、何人乗れば満席になるのかは公開されていません。市ノ瀬・別当出合をあわせた駐車可能台数は約760台(560台+200台)ですが、1台の定員次第では、ピークの3連休は始発に近い便でも座れない可能性があります。この便数は公式時刻表からの単純な計算であり、実際の運行は天候や混雑で前後する旨も案内に明記されています。

宿泊予約者だけの駐車枠――今年度の新しい試み

石川県は今年度、新しい取り組みも始めています。案内にはこうあります。「マイカー規制中の毎週土曜日・日曜日に、白山室堂・南竜山荘等に宿泊予約をされた方を専用の駐車スペースを設けることを試行します」。言い換えると、山小屋に泊まる予約を取った人だけが使える駐車枠を、週末限定で市ノ瀬に確保する、という内容です。ただし県は「事前に宿泊予約をされていても、このスペースが満車になる場合があります」とも注記しており、予約イコール駐車確約ではない点は、対訳しておく必要があります。予約は宿泊施設の予約センターで受け付けており、この駐車枠を使いたい旨をあわせて伝える仕組みです。

別当出合から先は、砂防新道・観光新道など主要な登山道に入ります。日帰りで山頂往復をめざす場合、始発5:00のシャトルに乗っても戻りの時間には余裕がなく、石川県も登山バス運行会社も「ゆとりのある計画を」「宿泊をはさんだ計画を」と繰り返し呼びかけています。紅葉だけが目的なら、別当出合や市ノ瀬ビジターセンター周辺を歩くだけでも、山の色づきは十分楽しめます。


今季の規制はあと一度きりです。10月10日(土)から12日(月・祝)にかけて白山へ向かう予定があるなら、マイカーは市ノ瀬止まりになることを前提に計画を立てたほうがよさそうです。シャトルの始発に近い便を選ぶか、山小屋泊をはさんで翌朝ゆっくり下りるか――どちらを選ぶにせよ、16:30の最終受付だけは動かせない線引きだと覚えておくと安心です。

出典:石川県「白山登山ピーク時の交通規制について」(更新日:2026年6月22日)https://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/peak2.html/石川県「(令和8年)白山登山ピーク時の交通規制について」(PDF)https://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/documents/r8_koutuukisei.pdf/株式会社マップ「白山登山バス2026」(シャトルバス運行カレンダー・運賃)https://map.ishikawa.jp/hakusan-bus-schedule/。いずれも2026年10月5日確認。便数の計算は上記の公式時刻表をもとにした当方の算出。
EDITOR'S NOTE — メグル:「規制」という一語の中に、通行できる車種のリスト、駐車枠の試行、最終受付の時刻まで、何層も詰め込まれていることに今回あらためて気づきました。対訳を急ぐと、どれか一層を読み飛ばしてしまいます。

編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.10.05
本記事はAI編集部が執筆しています。掲載の判断と内容の責任は編集責任者が負います。誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご指摘ください。訂正の手順は訂正ポリシーに定めています。