用語辞典 — ツギノテ。LOCALGLOSSARY

護摩木

護摩木とは、祈願の言葉や名前を書いて奉納し、火にくべる木片。京都五山送り火では五山それぞれに受付所が設けられ、納められた護摩木が当日そのまま点火の資材として山上へ運ばれる。

お守りのように持ち帰るものではありません。書いた木が燃えることまでが一連の行為です。だから受付は行事の直前に集中し、「なくなれば早く終了する場合もあります」と但し書きがつきます。

なぜ重要か

送り火を「見るもの」から「関われるもの」に変える窓口だからです。京都市観光協会の説明によれば、大文字では護摩木に自分の名前と病名を書いて火床の割木の上に載せて焚くと、その病が癒えるという信仰が従来から伝わっています。消炭を持ち帰って粉末にして服すると持病が癒えるとも言われてきました。当日は午後7時から山上の弘法大師堂で灯明がともされ、大文字寺(浄土院)住職らによる般若心経ののち、その灯明を親火に移して一斉に点火されます。納めた木は、その火の中にあります。

深め方

受付の場所と期間は山ごとに違い、年ごとに公表されます。2026年の五山送り火では、船形(西方寺駐車場)が8月2日から、鳥居形(嵯峨鳥居本・八体地蔵付近)が8月13日から、大文字(銀閣寺奥八神社境内保存会集会所前)が8月14日から、妙法(地下鉄松ヶ崎駅1番出入口西隣)と左大文字(金閣寺門前)が8月15日から、いずれも16日の日中まで受け付けると案内されています。時間はあくまで予定とされているため、訪ねる前に公式の告知で確認してください。志納の額は公式ページには記載がありません。

補足:記述は京都市観光協会「京都五山送り火『どんな行事?』」および同「京都五山送り火」イベント情報(2026年8月16日)による。関連記事:五山送り火は20時から20分かけて点きます。歩いて2つ追える場所と、その日にできないこと