用語辞典 — ツギノテ。LOCALGLOSSARY

ガバメントAI(源内)

ガバメントAI(源内・げんない)とは、デジタル庁が内製する政府職員向けの生成AI利用環境。行政実務に特化したアプリを備え、2026年にオープンソースソフトウェア(OSS)として公開された。

「源内」は、デジタル庁が2025年に自庁職員向けに立ち上げ、府省庁へ広げてきた生成AIの利用環境です。名称は「Generative AI(生成AI)」に由来し、江戸期の発明家・平賀源内にもかけられています。よくある対話チャットのような汎用機能だけでなく、国会答弁の作成支援や法制度の調査支援といった、行政の実務に寄せたアプリを束ねている点が特徴です。

広がり方

2026年度には、全府省庁の約18万人の政府職員を対象とした大規模実証が進められています。あわせて2026年4月には、画面まわりのソースコードや行政実務向けの実装テンプレートなどがOSSとして公開され、商用利用も可能なライセンスで配布されました。これにより、地方自治体や民間事業者が同種のAI基盤をゼロから作り直す重複を避けやすくなる、と説明されています。

注意点

OSSとして公開されたのはあくまで“部品と設計図の一部”であり、動く完成品が配られたわけではありません。実際に運用するには、クラウド基盤、参照させる業務データの整備、利用ルール、扱える人材が別途必要になります。デジタル庁自身も、単に道具を配るのではなく「AIを前提に業務を組み直す」姿勢を強調しています。

補足:源内は実証・展開の途中にあり、対象人数・提供機能・OSSの公開範囲は今後変わりうる。詳細はデジタル庁の一次情報を確認のこと。