用語辞典 — ツギノテ。LOCALGLOSSARY

関係人口

関係人口(kankei-jinko)とは、移住した定住者でも一時的な観光客でもなく、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人々を指す考え方。

「そこに住む」か「一度訪れる」かの間にある、第三の関わり方として、近年の地方創生を語るうえで欠かせない中心概念になっています。地域に定住していなくても、その土地を気にかけ、繰り返し関わり続ける人々をひとまとまりの層としてとらえる視点です。

なぜ重要か

人口減少が進むなか、いきなり移住してもらうことのハードルは依然として高いのが現実です。そこで、地域に何らかの形で継続的に関わる人を増やすことが、祭りや事業の担い手確保、特産品の消費や情報発信を通じた地域経済の下支えにつながると期待されています。移住・定住だけを成果指標にしない、現実的な発想の広がりでもあります。都市に暮らしながら地方に関わりたいという人々の思いの受け皿になる点でも、時代の空気に合った考え方だといえます。

深め方

関わり方は、副業・兼業、二地域居住、地域プロジェクトへの参画、オンラインでの技能提供など多様です。大切なのは「数をどれだけ集めたか」ではなく、一人ひとりの関わりをどう続け、どう深めていくかという設計です。入口をつくるだけでなく、関係が細らないよう継続的に接点を保つ工夫が問われます。関わる人にとっても心地よい距離感を尊重する姿勢が、長い付き合いにつながります。

補足:国はこうした関係人口を「ふるさと住民登録制度」として制度化しようとしている。関連語に交流人口・定住人口。