レベル4自動運転。
レベル4自動運転(level 4 autonomous driving)とは、特定の走行環境条件を満たす限定された領域で、システムが運転操作の全部を代替する自動運転の段階。地域交通では路線バスへの導入が各地で進むが、区間や速度は限定される。
自動運転は0〜5の6段階で語られます。レベル4は、決められた条件下であればシステムが運転のすべてを担い、ドライバーが運転席にいなくても走行しうる段階を指します。日本では2023年の道路交通法改正で「特定自動運行」として制度化され、地域交通の分野では、運転手不足に悩む路線バスへの導入が期待されています。
特徴
ポイントは「限定された領域(ODD)」という前提です。走ってよい区間、時間帯、天候、速度などがあらかじめ定められ、その範囲の中でのみシステムが運転を担います。だれでもどこでも無人で走れるわけではなく、専用道や特定のルートから段階的に広げていくのが実情です。過疎地の生活の足や、大学・観光地のシャトルなど、ルートが固定しやすい場所から社会実装が進んでいます。当面は安全確認のため運転席に乗務員が同乗する運行形態も多く見られます。
課題
営業運行の認可を取ることと、その路線を続けることは別の問題です。車両や改造の費用、運行を担う事業者の体制、国の補助が続くかどうかが、継続の土台に影響します。実際、国内で先行して営業運行を始めた路線が、その後に運行を休止した例もあります。「導入できたか」より「走り続けられているか」を、導入前後のデータで確かめる視点が欠かせません。
補足:段階の定義や制度は国・時点で異なる。ここでは日本の地域交通での使われ方を中心に整理した。運行状況は変動しうる。