交流人口。
交流人口(koryu-jinko)とは、観光やイベントなどで一時的に地域を訪れる人々を指す考え方。
地域とつながる人の数え方には「住む人」「継続的に関わる人」「一時的に訪れる人」という層があり、交流人口はそのうちの「訪れる人」にあたります。観光やイベント、出張などで足を運ぶ来訪者を、地域の活力を測る一つの尺度としてとらえる考え方です。
3つの層
地域の人口は、実際にそこで暮らす定住人口、移住はしていないが継続的に関わる関係人口、そして観光などで一時的に訪れる交流人口という三層で語られます。観光振興やイベントの誘致は、主にこの交流人口を対象にした取り組みです。三層は対立するものではなく、地域との距離感の違いとして地続きにとらえるのが実態に近いといえます。交流人口が注目されてきた背景には、定住人口を増やすことが難しくなるなかで、外から人が訪れることそのものを地域の元気の指標として位置づけ直そうとする発想があります。
注意
交流人口は増えても、そのまま地域に定着したり深く関わったりするとは限りません。訪れた人をどうやって関係人口へ、さらには定住人口へとつなげていくかが、地域づくりの継続的な論点になります。一過性のにぎわいで終わらせず、次の関わりへ橋渡しする導線づくりが問われます。数の増減だけを追うと、混雑による住民生活への負荷を見落としがちになる点にも注意が要ります。
補足:交流人口の集中が地域への負荷となる状態が「オーバーツーリズム」。関連語に関係人口・定住人口。