用語辞典 — ツギノテ。LOCALGLOSSARY

ナショナルサイクルルート

ナショナルサイクルルート(national cycle route)とは、国内外のサイクリストを惹きつける優れた自転車ルートを、国土交通省が指定・PRする制度。走行環境や案内、受け入れ体制などの水準を満たしたルートが選ばれ、しまなみ海道は2019年に指定された。

自転車で日本各地を旅する魅力を高めるために、国が「ここは自信を持っておすすめできる」と認めたルートを選ぶ仕組みです。景色のよさだけでなく、道に迷いにくい案内表示や、途中で休める場所・自転車を運べる交通機関といった、旅を支える環境が整っているかどうかも見られます。

特徴

指定を受けるには、連続してつながった走行環境、統一された案内サイン、そしてサイクリストを迎え入れる地域の体制など、いくつかの基準を満たす必要があります。指定されると、国としての情報発信や国内外へのPRにつながり、地域にとっては観光の呼び水にもなります。瀬戸内海の橋を渡り継ぐしまなみ海道は、こうしたルートの代表例として2019年11月に指定を受けました。

意味あい

大切なのは、指定そのものがゴールではないという点です。訪れる人が増えるほど、案内の更新、安全対策、地域の受け入れ役の担い手といった「続けるための手入れ」が問われます。看板を立てて終わりにせず、走る人・暮らす人の双方にとって心地よい状態をどう保つか——ルートを「持ち続ける」ことのほうが、じつは難しい仕事です。

補足:指定ルートや基準は制度の見直しで変わりうる。最新情報は国土交通省の発表で確認したい。