用語辞典 — ツギノテ。LOCALGLOSSARY

地方創生

地方創生(chiho-sosei)とは、人口減少に歯止めをかけ、地域の活力を維持・向上させることを目指す一連の政策・取り組みの総称。

東京一極集中と地方の人口減少という課題に対し、国と自治体が連携して進める幅広い施策の枠組みです。単発の事業ではなく、仕事・人・暮らし・まちを束ねて地域の持続性を高めようとする、中長期の政策思想として位置づけられます。

大きくは、仕事づくり、地方への新しい人の流れの創出、結婚・出産・子育ての希望をかなえる環境づくり、時代に合った安心な暮らしを守るまちづくりといった方向で語られます。近年はこれに加えて、地域の資源を生かして自ら収益を生む「稼ぐ地域」づくりや、移住に至らずとも地域を支える関係人口の創出が重視されるようになりました。総合戦略として目標や施策を体系立てて示す点が特徴です。

論点

課題としてよく挙げられるのが、国の交付金頼みから抜け出し、成果と持続性で評価する運用へどう転換するかです。事業の効果を測る指標づくりや、ある地域でうまくいった事例を別の地域でも再現できるのかという問いが問われています。数値目標の達成そのものが目的化しないよう、住民の実感に根ざした設計が求められます。近年は、行政だけでなく企業や住民、大学などが担い手として加わる連携のあり方も、成果を左右する要素として重みを増しています。

補足:「地方創生2.0」のように枠組み自体も更新される。制度や交付金の要件は改正で変わるため、最新は内閣官房・総務省など一次情報での確認を。