連絡バス(航路連絡バス)。
連絡バス(航路連絡バス)とは、鉄道駅とフェリーターミナルの間を、船の発着時刻に合わせて船会社が走らせる送迎バス。路線バスと違って時間帯を通して走る便ではなく、原則としてその会社の便の乗船客のための足である。多くの航路で運賃は無料か、一部区間のみ有料。
長距離フェリーの港は、貨物の積み下ろしと大型車の出入りを前提に埋立地へ置かれることが多く、鉄道駅から離れています。徒歩や公共交通で乗船する人にとっては、この一本が港へ届く唯一の線になります。
なぜ重要か
路線バスであれば、一本乗り遅れても次があります。連絡バスにはそれがありません。名門大洋フェリーの新門司港の案内は、乗船前の無料送迎バスをJR小倉駅発15時40分・18時40分の2便とし、「接続便が休航・欠航の場合、バスは運行しません」と明記しています。バスは船に従属していて、単独では走らないということです。
下船後はさらに時間が読みにくくなります。同社の案内では、着岸から出発まで15〜20分程度かかり、発車は「お客様の乗車が完了次第」。阪九フェリーの神戸側も「全てのお客様が下船完了確認次第バスが発車します」としたうえで、バスに荷物室がないため荷物が多いと乗り切れないことがあり、その場合は次のバスまで40〜60分待つことがあると書いています。時刻表があっても、動きだすのは船の側の都合です。
深め方
運賃の切り替わり方にも癖があります。阪九フェリーの泉大津航路では、泉大津フェリーのりばから南海泉大津駅までが無料、その先のJR和泉府中駅までが大人270円・小人140円。神戸航路では六甲アイランドの神戸フェリーのりばから六甲ライナー アイランド北口駅までが無料で、阪神御影駅・JR住吉駅・阪急御影駅までが大人230円・小人120円です。同じ車内にいながら、途中の駅から先が有料になります。
ペットの同乗可否や車椅子利用の事前連絡など、運行会社ごとの条件差も大きい領域です。港の名前で検索すると別会社の便の時刻が出てくることがあるため、確認は自分が乗る船会社の公式ページで行うのが確実です。時刻・料金・条件はいずれも変更されます。
補足:時刻・運賃・条件は名門大洋フェリー「のりば案内(新門司港)」、阪九フェリー「連絡バスのご案内」(新門司発・泉大津/新門司発・神戸)による。関連記事:船は21時間、バスは25分。フェリーに歩いて乗るなら、時刻表はもう一枚いります。